AmazonFlexをやめて佐川急便の委託になってみた

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ヤマトの委託として2か月働いていたが…

さて私はAmazonFlexで快適ライフを送っていたのだが、近くのステーションのオファーが激減したため、ヤマト運輸の委託に転身した。
自宅から1時間以上かかる遠方の営業所の人手が足りないので、「2か月遠方でやってくれたら、自宅の近くの営業所へ変えてあげる」との約束だった。通勤時間的にはかなりきついが、ほかの会社に所属するよりサポートが手厚いようだったので2か月我慢することにして契約書にサインした。
当然ヤマトのまま自宅近辺の営業所にしてもらえるのであろうと思っていたのだが、2か月たって配属されたのはなんと佐川急便の営業所だった
まあヤマトの体制には不満というか、がっかり感もあったので、丁度いいではないですか。佐川のほうがきついイメージがあるけども、なんとかなると思いたい。通勤時間は大幅に短縮されたので、とりあえず働いてみることとした。

手続きがいろいろあるらしい

初出勤の半月前になると、使用する車の写真を撮って登録したり、マニュアルにサインをして提出したりさせられた。仕事を探していた時にある面談で言われたことには、佐川は犯罪歴等のスクリーニングもしているらしい。ヤマトではそういった手続きはなかったので、だいぶ厳格である。
日本においてどうやって犯罪歴を入手できるのかよくわからないが、まあ普通に働けているので、なにか問題があったわけではないようだ。

サポートが充実している

最低3日間は横乗り研修をするといわれた。同じエリアを担当している本職のドライバーさんが助手席に乗り、自分が運転して配達も行う形式だった。
ヤマトは同じ中間業者で働いている先輩ドライバーが運転や配達をして、自分は助手席に乗る形で、1日だけだった。まあAmazonFlexをやっていたので、使うアプリが変わり、置き配しないだけであって、基本は同じであるから、十分といえば十分なのだが、本職に教えてもらえるのはかなりありがたい
やはりGODOORを勧められて、(私はGODOORは使わないで配達ナビタイムをタブレットで使っているがかなりおすすめです)住所を入力してナビで走ったが、「ここを曲がったほうがナビのルートより早い」とか「この交差点は混雑するので避けたほうが良い」とか「このお客さんは夜しかいない」とか惜しみなく教えてくれた。本職はナビなしでこれをやるのだから半端ない。

制服も本職と同じ青い縞々のポロシャツとロゴ入りのベスト、ポーチが貸し出されるので、ほとんど本職と見分けはつかない。黒いズボンは自分で用意する必要があるが、「SGモール」という従業員向けの通販で購入することができる。
ヤマトは私服だったので、悪く言えばただのおっさんが配達に来てる感は否めなかった。
またヤマトは自分のスマートフォンに委託専用アプリをインストールして配達するので、通信費は自腹であったが、佐川では業務用のスマートフォンが割り当てられ、本職と同じシステムで配達する。とはいえナビを使うのであれば結局自分のスマートフォンかタブレットを使う二刀流になるだろうから、経費は減らないけれど。
不在票も書かなくてよい。シールのプリンターが貸し出され、業務用スマートフォンから印刷をかけて不在票に張り付けるだけだ。ヤマトの本職がペタペタと緑のシールを貼って不在処理を済ませているのを見てうらやましかったが、それが使えるわけである。
委託と本職でシステムが違うと、本職に質問しても本職の人も使い方が分からないわけでわりと困ったが、同じなら教えてもらいやすい。

やれる仕事が増えた

ヤマトではステーションによって委託に割り当てられている仕事が多少違ったが、基本的に「普通の荷物」を運んでいた。佐川では代引きと集荷も可能になるので仕事量を確保しやすい。なおクールと商業(B to B)はできない
ヤマトのときはエリア固定といっても様々なところに行かされていたが、佐川ではエリアが完全に固定されてしまうので、仕事量については稼働し始める時期に良いエリアが空いているかどうかという運もあると思うし、全般にエリアが広くて遠いからそういう難しさはある。
代引きは釣銭を自分で用意するので、お金をもらい忘れたら自腹で補填する羽目になる。時には数万円の商品もあるから運んでておそろしい。

ヤマトは放任主義だったが

当たり前なのだが、車のキーは必ず抜いて降車しなければならない。そういうところは厳しい。しかしながら誰も見ていないのでAmazonのときもヤマトのときもわざとキーを抜かなかった。そんなに頻繁にエンジンをかけていたらエンストする可能性があるからだ。案の定初っ端からエンストして助けてもらった。
服装や出発時刻もある程度うるさい。時間指定についても遅れた場合ヤマトより判定が厳しいようだ。伝票の字が極小なので時間指定の見逃しをやってしまった。
スマートフォンで積み込み時にバーコードを読み忘れた(=持ち出し漏れ)場合も品質がマイナスになるとのこと。別に営業所に置いてきてしまったわけではないのだから時間内に配れればいいと思うのだが。バーコードスキャナの反応が良すぎて2回打ってしまうことがあったり、ちゃんと読み込めたのか画面の構成もわかりにくい。
出発時間も住所を打ち込むのにどうしても時間がかかるので、遅れがちだ。自分の営業所には大きな中間業者が入っていて、彼らが朝6時から8時くらいまで積み込みをしているので、新規参入である自分は8時をすぎないと積み込みをするスペースがなく、ゆっくり積み込むことはできない。

相変わらず住所不明は多い

割合田舎のほうを配ることになったのだが、そうすると都市部よりも表札を出している家が少ないので地図にも苗字が書いていないし、同番地同苗字なんてこともあるから非常にわかりにくい。地図の更新頻度も都市部に比べて低いのだろうか、アプリで検索しても住所が出ない荷物が山ほどある
一々教えてもらっているが、配達ナビタイムの仕様上、一つの番地に一つのデータしか残せないから、うまく記録できない。

田舎と都会でアプリの使いやすさに差があることが分かった。
それで全部スクショして印刷して書き込みすることにした。さらにEvernoteにもスクショと住所を取り込んで検索をかけられるようにした。
そうするとやはり紙の住宅地図は偉大である。本職のひとはいろいろ書き込んでいて、何年もの努力の蓄積だと思うのだが、惜しみなく見せてくれている。いい人にあたってよかった。
飛び地などもあり、気を付けないと自分のエリアから遠く離れた荷物を持ち出してしまい、配り切れないということにもなりかねない。このあたりは仕分けの人も知らずに仕分けするので、自己防衛するしかない。

配完個数は伸びない

ヤマトに比べて密集していないので、配れる数に限界があり、素人なら尚更である。「一週間くらい経ちますけれど慣れましたか?」と世間話を振られたので、今日は不在も含めて100個くらい回りましたと言ったところ仰天された。つまりこれ以上配るのは厳しいエリアを割り当てられているというところだろう。なお今のところ昼飯は食べることができていない。
荷物のサイズによって単価が異なるようだが、アプリ上にどのサイズを何個配ったかは出ないので、どのくらいの稼ぎになっているかわかりにくい。単価40円のネコポスみたいなものはないので、全体的に見れば単価は上がっているのかもしれない。
不在については、田舎は若い人が家を空けていても、お爺さんおばあさんが家にいる場合が多く、在宅率はよい。それでもそれなりの量の不在が出る。鍵は開いているのに声をかけても誰も出てこなかったり、車があるのに応答がなかったりする。自分の声が小さいのだろうか、インターホンがない家も多いから声をかけるのだが、聞こえていないのだろうか。

佐川のほうがヤマトよりも重いものが多いのか

エリアによって全然違うかもしれないのだが、そんなに重いものや大きいものが沢山あるわけではないという印象だ。(あったほうが儲かるんだけど)
委託はやらせてもらえないが、商業の集荷が大変そうにみえる。田舎なのでメロンやブドウなどが大量に発送される場合があり、2便のために集合するときには、山積みなっていた宅配の荷物がそっくり入れ替わって大量のメロンになっていたりする。

辞めちゃう人、結構多いらしい

なんだか自分が佐川に配属になったのは、佐川のほうから人手不足で早急に人が欲しいという要望があったからであるようだ。理由はよくわからないけれど、何人か一斉にやめたらしい。
同じエリアの人にもどうか長く続けてほしいと言われたし、所長のほうから朝礼で紹介してもらったのだけど、「またやめちゃうから優しくするんだぞ!」とまじで言っていた。
自分はしばらく配達をやってきたわけだし、この環境が気に入ったので長くやりたいと思っている。とはいえ立場が弱いから、どうなるかわかりませんが。今のところそんな感じです。