ハイゼットカーゴに変わり種中華製タッチ画面付きオーディオ兼バックモニタを取り付けてみた
商用車はつらいよ
ハイゼットカーゴはいい車ですよ皆さん、合理的な形状の実用的な車じゃないですか。でもプライベートで乗ってると、エブリイやN-VANと比較するとハイゼットカーゴは業者感が濃いめなので、ちょっと引かれますがね。
そんなハイゼットカーゴ平成20年式を大切にして乗っておりましたが、修理費用が時価額を超える「全損」ということで、実質的にお亡くなりになりました。無念。
で新たに購入を検討してみて知ったのですが、上位モデルであるクルーズを選ぶと荷室が狭くなってしまうということです。そんなんじゃハイゼットカーゴじゃないよ!ハイゼットカーゴは荷室の大きさNo.1だもん!
ということで荷室の広い、中間グレードのデラックスを選ぶことにしました。デラックスで話を進めてください。
「こちら、納車まで2か月となっております」
「えっ」
仕事ですぐに使いたいので新車は断念。早く納車できる中古車を見せてくれと懇願すると、試乗車を破格で譲っていただけることになりました。オプションはひとつもついていませんがね。
オプションがひとつもついていないということが意味するのはそう、こういうことになるのです。
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/07_equipment.htm
最低限のボタンしかないラジオ本体にスピーカーひとつ、車両にはスピーカーはございません。(オーディオレスというオプションを選べばスピーカーが車両に付きます)
加えて、クルーズは規格が2DINですが、デラックス以下になるとダッシュボードの形状が変更されて1DINになってしまいます。
上位モデルはダブルDIN
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/02_grade.htm
下位モデルはシングルDIN
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/02_grade.htm
ひどいよ新車でクルーズを選ぶお金はあるのに、デラックスじゃないと荷室が狭くなったり、ダッシュボードまで変わるなんて
クルーズとデラックスのいいとこどりの車を作ってくれ!
しかし急いでいるので現状の選択肢は中古のデラックスしかない。これでお願いします。即日お金を振り込んだ。
でもアレが欲しい
私は運転がかなり下手くそです。教習所で受けた適性検査はC3で、極めて平均的でしたが、左のミラーをぶっ壊したり、左後部に凹みを作ったり、左後ろのタイヤを落としたり、左側を下にして車を横転させるなどしており、被害者がいないのが幸いですが、でも免許返納はいたしません。
そういうわけでバックカメラが欲しい。バックカメラがないと不安。バックカメラがない車には乗りたくない。
以前の車には中華製の簡易的なバックモニターを自分で付けていて、期待していなかったのですが、これが意外と画質が良く、不具合もありませんで、非常に役に立っていました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09BTDVJJ9?tag=hatena-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
それを流用してもいいのですが、なかなか面白そうなものを見つけたので、安いし暇だし一丁やってやろうかなというところです。
中華製タッチ画面付きオーディオ兼バックモニタ
それがこちらです。
CML-PLAY10 5188AI
ラジオ、bluetooth、USB、マイクロSDカード、AUX入力なんでも搭載しています。まあ、スピーカーが無いんで私にとって意味はないですがね。
8千円で失敗してもいいやという気楽さ、カメラ付き、比較的大きな画面が搭載され、1DINに収まるちょうどよいサイズ感が気に入りました。
では早速開封
大丈夫か?
おっと箱がつぶれています。
(リモコンの類)
うーん実に安っぽい。いいおもちゃだ。
(カー用品って基本的に不親切)
ちなみに電池は付属しておりません。
(最大の難所)
カメラとケーブルです。
そして本体
(本体(前))
なかなか悪くはない。
(本体(後))
カラフルな線が飛び出ていますが、映画に出てくる爆弾を作っているわけではありません。
GPSアンテナ用の穴がありますが、空洞です。使えません。USBポートが4つと商品ページにありましたが、3つしか見当たりませんね。後ろのポートはドラレコ用だということです。
ネットに情報があまり転がっていないので、参考に付属のマニュアルをうpしておきます。
カメラのつなぎ方ですが、このオーディオの場合、真ん中の図の通りに配線するのが正しいようです。いまいちわかりにくい図ですね。
調べてみるとアリエクスプレスのページに具体的な配線が載っていました。
最初からこれを添付してくれ。
相変わらず雑ですがよくわかりました。
ではやっていきましょう
ではまずバリバリと内装を外してぶん投げましょう。
丁寧に外そうとすると全然外れないから強引なくらいがちょうどいいと知った
商用車はセルフでメンテナンスしやすいように設計されているんでしょうね、視認性抜群です。
このときのためだけに買ったテスターをカプラーにブッさして常時電源とACC電源を特定。
アリエクの画像だと常時電源とACC電源をまとめて繋いでいますが、ACCの線はACCの線に、常時電源の線は常時電源に別々につなぎます。
常時電源いらないくね?と思ったのですが、常時電源が取れないとメモリーが飛ぶらしく、電源が切れた際に毎回設定が全部リセットされるので、適当につなぎましょう。
マイナス線は探すのがめんどくさいなと思っていたら、右側にどうぞアースにお使いくださいと言わんばかりのピカピカのボルトがあるではありませんか。適当にボルトにGND線を繋ぎました。これで電源はおk。
カメラの線から出ている赤い短い線をバックの線につなぎたいのですが…
ここです
画像では茶色(説明書によるとブレーキライン)につないでますが、これは不正解で、パーキングセンサーコントロールラインが正解です。(ピンクでしたが、アリエクの写真掲載当時と色が変わってしまっているということは、コロコロ仕様が変わっている可能性があるので、随時説明書見て判断してください)
カメラの配線をしましょう(やりたくありません)
カメラの配線は鬼門です。一発で完了すればいいのですが、間違っちゃったりするとね、面倒ですね。説明書もホントに合ってるのか確証はないですからね。
まずは助手席のマットの下を通して柱の後ろから後席へ
(後席から荷室へ)
ハイゼットカーゴの内装はボタンで留まってるだけなので、ポチっとめくって配線を通してしまえばよい。荷室も同様にポチポチめくって線を適当に持っていきましょう。
(スタンバーイ)
カメラは両面テープで固定して配線はランプの左側にある隙間から上にあげる、あげたいところだが端子が太くて通らないので、切断して通してから繋ぎなおした。
(ランプの交換も楽ちん)
テールライトはねじ一本で外せるようになっている。がばっとあけてバックの線から電気を拝借
説明書きの通りにやってランプつかなくなったら許さんからなチャイナ
荷室の側面から取る方法もあるらしいが、硬くて内張をはがせなかった。
(全員集合)
それぞれの端子をつなぎ合わせて完了。雑すぎて誰かに怒られそう。
電源入れていきましょう
やったーバックカメラも無事に動きました。 動作もスマホほどではないにしろ、比較的軽いのではないでしょうか。
(ありがとうチャイナ)
説明書ではFMは87.5Hzから対応しているとのことでしたが、日本の周波数にもしっかり対応。
左右に隙間が空いてしまっていますが、これは普通の1dinよりもダイハツのラジオの方が大きいからであって、こちらの商品が小さいわけではない。
(いい意味で詐欺)
またミラーリングだけ対応しているとのことでしたが、androidAuto とApplecar playにも対応していました。うれしい誤算。
みなさんの中華製品生活の充実をご祈念いたします。