AmazonFlexをやめてヤマトの委託になってみた

AmazonFlexのオファーが全然とれない

AmazonFlexで稼働している人が多すぎる。人が余っている。
オファーが出る時間にボタンを押し、取得を試みるが、人気歌手のコンサートのチケット並みにオファーがとれない。アーリーアクセスなのにスワイプ合戦。1ヶ月間丸々予定がなくなってしまった。東京や大阪でやってる人はオファーが沢山あっていいのかもしれないが、地方はきつい。
最寄りのステーションがこうなってはお金にならない。二番目に近いステーションまで行っても移動時間とガソリン代がかさむばかりで、時給換算したらしょうもない。続けるのを諦めた。

別の仕事を探そう

indeedで軽貨物の案件を探すと闇バイトみたいな高月収の案件が沢山出てきたが、どの案件も詳しいことは面談しないと教えてくれない。
でもこの数字には裏があって、Amazonと直接契約していたのと違ってヤマトや佐川と契約している中間業者と契約するので、中間業者にロイヤリティーを払わなくてはいけない。人材派遣会社みたいだ。15%持っていくところが多かった。さらにインボイスが始まれば25%持っていかれることになる。
でも仕方がない。Amazon Flexの仕事、ないんだもの。
最初にAmazonの荷物を請け負っているデリプロにあたったが、近場の仕事はないとのことで諦めた。同じアプリを使って配達しているようなので、慣れているからいいかなと思ったのだ。けれども待遇はAmazon Flexよりも悪かった。
いくつか面談をして気がついたが、初日から独りで現場に放り込まれて「干渉しないので、あとは現場で調整してください」という会社と、「慣れるまでは先輩ドライバーが世話をします」という会社があった。心配なのでちょっと遠いが後者にした。
ヤマトと佐川で迷ったが、ヤマトにした。ヤマトは単価が一定だが、佐川は荷物の大きさや重さによって単価が異なるという説明を受けたが、もう一方で、佐川も単価は一定であるとも説明された。どちらが本当なのかは不明。
AmazonFlexは待機だろうが団地やマンションてんこ盛りで160個あろうが、時間で給料が決まっていたので、不公平感を感じている人もいたようだが、個数単価とどっちがいいだろうね。たくさん配れないとお金にならないらね…。
日本郵便の案件もあったが、なんとなく佐川かヤマトでやってみたいと思って選択しなかった。

Amazonのアプリはクソだったけれど…

Amazon Flexは荷物に番号が振られていて、アプリにナビゲーション機能もついていたので、荷物は探しやすいし、知らない土地でもわりとなんとかなっていた。
ナビゲーションはクソ野郎で、車が通れない道や危険な道を案内されたり、目的地のひとつ手前の道路を案内されたりして、完全にポンコツで、全員から不評なのだが、慣れてくればルート案内が間違っていそうだという勘がはたらいて道を間違えることも少なくなる。
推奨ルートはおおむね合理的で、配る順番を自分で決める人も多かったが、基本的に番号順に回っていればさっさと仕事を終わらせることができた。
ヤマトもアプリを使って配達するのだが、ナビゲーション機能や推奨ルートはない。ただのバーコードスキャナじゃないですか。AmazonならQRコード一つで全部積み込めたのだがヤマトでは一つ一つの荷物をスマホのカメラでスキャンする必要がある。バーコードをスキャンといってもバーコードの中身は普通の12桁の伝票番号。手書きの伝票のバーコードを読み取ってもデータ化されていない場合があり、アプリ上にピンは立たないから手入力。
一応ゼンリンの地図は見れるが、GPSがズレズレで解像度も低い。わかりやすい時間指定の表示もなし。
操作方法も複雑で、同じバーコードを2回読まなければ処理できない場合があったり、「通知」を「完了」しないと持ち戻れなかったり、独特な用語が選択肢にあり、直感的に意味が分からない。正規のドライバーは別のシステムを使って配達しているので、委託のアプリの操作方法は知らない。
クソだと思っていたAmazonのアプリがいかに優れていたかが分かった。
そういうわけでヤマトのアプリだけでは仕事にならない。チューターから月額1,500円ほどのGODOORを使うようにまず最初に言われた。
ヤマトのアプリで全部バーコードをスキャンして、そのあとGODOORに全部住所と時間指定を手打ちするので、すごく時間がかかるし、入力漏れやスキャン漏れがあると荷物の数が2つのアプリで一致しないので焦る。原因を探そうにも何十個もある荷物のどれが漏れているのか簡単に探すすべはない。時間指定がぬけていないことを祈るのみ。
佐川もAmazonのアプリの真似をして端末を作っているらしいが、誰も利用していないと面談の時に聞いた。

GODOORを使ってみるが…。

さてGODOORの存在はAmazonFlexを始めるにあたり知っていた。AmazonFlexのアプリは昔は住宅地図が表示されかったので、補助的に使うことを推奨しているブログも見かけたからだ。
わりとインターフェイスはよくできていて、入力できる項目も多岐にわたり便利である。

荷物の特徴を概ね把握できるので、細かく情報を打ち込んでおけば荷物が探しやすい。だけれどもそんなことをしていると入力に半日かかってしまうので、当然午前指定の荷物が間に合わない。ギリギリ午前指定だけ回れたとしても、その間に飛ばした配達先があるので、エリアを2周する羽目になり、配達はどんどん遅くなっていく。
だから住所だけ打つのが精いっぱいだ。そうすると今度は荷物の特徴を打ち込んでいないため、荷物が探しにくいので、荷物を探しているうちにどんどん遅れていく。そのうち14時-16時指定の時間になってしまうから、営業所に14時から18時までの荷物を積み込みになんとかして戻る。
そして14時から18時の荷物の打ち込みにまた時間がかかる。そして遅くなる。指定なしの荷物は後回しにしてエリアをまた2周するしかない。もう間に合わない。
さらに問題なのはヤマトのアプリで配完して、さらにGODOORでも配完しておかないと荷物の数が合わなくなっていく。配達したのか、しなかったのかわからなくなってしまう。どうもAmazonの癖が抜けなくて、2つのアプリを同時並行でいじるのに慣れない。時間指定に追われて焦っているので、入力ミスや漏れがでてくる。
アプリを2つ動かしているのでスマートフォンの電池が急激になくなっていく。
Amazonで1万数千円のタブレットを買ってGODOORをタブレットで、ヤマトのアプリをスマホで動かすようにした。そのほうが入力もミスしにくいし、電池の心配も緩和される。
そんな安いタブレットで大丈夫か心配だったが、これが割と普通に使える。仕事でガンガン使うには数万円のタブレットはもったいないから、これくらいでちょうどいい。

ナビがないと、仕事にならない

チューターによると「やってれば道は覚えますよ」とのことだけれど、さすがに初見エリアでナビなしはきつい。
一方通行が多い地区だと人間の頭では考慮しきれない。考慮している時間もない。一方通行につかまって遠回りして帰ってくる。遅れていく。Amazonのルートは偉大だったのだ。
それでGODOORのナビ機能なのだが、

待たされる待たされる。なんてルート構築が遅いんだ。
そして表示されるのが以下である

おおざっぱすぎる。一昔前の車載ナビよりひどい。初代マツコネといい勝負だ。拡大しても住宅地図が表示されないので不便である。
GODOORを使うのはやめた。

おすすめの配達アプリ

知名度が低いが「届くサポーター」と「配達ナビタイム」がある。届くサポーターは荷姿撮影機能というのがあって、写真でどの荷物だったか判別できるのでわかりやすくて良いのだが、ナビ機能が弱いので、あまりお勧めできない。
そこでお勧めしたいのが配達ナビタイムのほうだ。よくできたアプリなのだが、ほとんど存在を知っている人がいない。

配達ナビタイムはルート案内中も住宅地図が見放題。よく整理されたインターフェイスで、もしかしたら純正ナビを超えていると言ってもいいかもしれない。
入力できる項目はGODOORにはかなわないが、あっても入力する時間がないので問題ない。
Amazonのアプリは狂ったルートで騙してくるが、配達ナビタイムではそのようなことはまれだ。ちゃんと車幅を考慮して、建物の入り口に、なるべく左側が目的地になるように案内される。
欠点は高額であることと、GPSの精度が悪いところだ。このアプリだけGPSが荒ぶるので、タブレットのせいというよりかはアプリに原因があるようだ。そこでBluetoothで接続できるGPSのアンテナを買い足して、付属のアプリを介して現在位置を割り出すようにしたところ表示が安定するようになった。
推奨ルートも組んでくれるが、割と変なルートになることもあるので、自分で考えて走ったほうがいい気がする。

住所不明がたくさんある

Amazonではゼンリンの住宅地図が最後の砦なので、いざピンの位置に向かってみると全然違う人のお宅だったりする。アクセスコードと言って、全員で情報を共有できるシステムがあって、それを頼りにすればなんとかなることが多いが、そうでない場合は地図上の白い四角や空き地になっているところを当たってみて、自力で探していた。だからうんざりしていたのだが、ヤマトならきっと何かノウハウがあるに違いないと思っていた。
けれどもヤマトも基本的にゼンリンの地図で配達しているのは、かわらないようだ。エリアの担当のドライバーに声をかけて教えてもらうしかない。ドライバーが「ちょっと待ってて」と言って助手席から取り出したのはなんとラミネートされた紙の住宅地図。ドライバーの記憶力はさすがで、すぐに「ここの四角の101号室だよ」なんて教えてくれるが、情報が属人的で、アクセスコードのように共有されていないから、いちいち面倒くさい。ドライバーも忙しそうだから捕まえるのが大変だ。

仕分けは適当

一応朝出勤すると、自分のエリアのカートに荷物が山積みになって仕訳けられている。しかし全然違うエリアの荷物が混ざっていたりするのが日常茶飯事で非常にやりにくい。
2便、3便は適当に台車に乗せられて適当な場所に無言で放置されるので、台車の荷物の中から自分のエリアの荷物だけとってきて配る。そもそも2便3便が来たのかどうかすらわかりにくい
なぜか午前中指定の荷物が2便で来たりするので、謝りながら配達しているが、全然納得いかない。ヤマトの仕事のクオリティに対する信頼感がなくなった。世間の評価とは逆に、AmazonFLEXのほうがむしろしっかりしてるじゃないか。営業所によってはアルコールチェックもないし、営業所内の交通ルールもない。たぶん昔からそうやってきて、なんとかなってしまっているのだろう。

肩身が狭い

倉庫にドン付けできるのは基本的に正規のドライバーのトラックだから狭い営業所内でどうにか駐車できるところを見つけて、倉庫から台車やカートで荷物を持ってくる。あまり広い範囲に荷物を広げられないからやりにくい。
Amazonなら皆、身分は平等だったが、ヤマトでは正規のドライバーと委託の間に多少の溝がある。
委託の人がいる前で委託の悪口を言っているドライバーもいるし、ちょっと肩身が狭い。

不在の嵐

不在、不在、不在。不在だらけ。不在票が飛ぶように無くなっていく。届け先の名前、送り主の名前、日付時刻、伝票番号、配達担当者と書くところが多いので、かなり時間がかかる。配完にはならないからお金にならない。スリーアテンプトシールはなく、伝票に小さく手書き。わかりにくい。ドライバー直通の電話番号が印刷されてしまっているので、エリアが変わるたびに電話機が変わり不在票もかわるので、使いかけの不在票をたくさん持っている。面倒くさい。
AmazonFLEXでは宅配ボックスを使っても最悪メールが行くので不在票を省略しても事実上問題はないが、ヤマトの場合クロネコメンバーズにでもならない限りメールで通知されることはないので、必ず不在票を書かなければならず、時間を取る。ただしお客様に了解を得なくても不在時は宅配ボックスを使ってよい。
そしてアプリにどんどん再配達依頼が飛んでくる。それをいちいちゼンリンに打ち込み直して、伝票に書いておく。直通電話なんていうしょうもないことを書いてあるから、運転中に電話が鳴り響きかなり面倒くさい。ネットでの当日再配達の受付は19時までらしいが、直通電話でなんとか当日届けてもらえないかという依頼が多い。不在の荷物は常に車に載せておかないと、再配達に対応できないので、場所を取る。

意外と配完個数が伸びない

Amazonでは半日で120件くらい配っていたのだから、1日で120個くらい余裕だろうと思っていたが、これが意外と難しいし、疲れる。始めて3週間になるが一日の配管個数は80から90、調子がいいと100といった具合で、ロイヤリティーを引くと全然割に合わない。あまり多くないエリアを当てられているというのもあるが、自分は遅いほうのようだ。
量が増えれば打ち込みにかかる時間、荷物を積み込む時間、探す時間が増えるので、なかなか難しい。伝票の種類も様々で、目が追い付かない。200個とかどうやってやってるんだ?
Amazonで早く配れたのはAmazonの効率化された手法のおかげであって、自分の実力ではなかったのだ。残念でした。

ネコポスだらけ

普通の荷物は案外少ない日が多くて、その代わりネコポスとかクロネコDM便というポスト投函の荷物が大量にあることがよくある。単価が40円なので、100個配っても4000円にしかならない。ドライバーも面倒くさいからやりたくないらしく、委託に押し付けられているようなところがある。
一日の配完了個数が150個でも半分がネコポスだったりして全然金にならない。
ネコポスは日本郵便に移管するという話だが、早く実現してほしい。一方で荷物がなくなるということは何らかの変化があるはずで、立場の弱いものとしてはちょっと恐ろしい。

ルートがある程度決まっているのでドキドキしない

AmazonFlexは当日チェックインするまで、マンション群に行かされるのかはたまた団地の5階地獄か、住宅地中心なのか、田舎の100キロコースなのか、あるいは待機なのか分からない。
今日こそ酷いコースに当たるのではないかと思って毎日ドキドキしていて、精神衛生上よくなかった。
一方でヤマトはある程度地域が固定されているため、安心感がある。待機はないけれど、無理な量は持たされない。

お客さんが優しい

「Amazonです」とインターホン越しに呼びかけても、高齢者の場合そもそもAmazonの存在自体を知らない場合が割とあるし、そうでなくても「素人が配達しているんでしょ」といった感じで、あまり信用していないのが雰囲気で分かった。置き配不可の人に限って不在ということがよくあるし、居てもドアをちょっとだけ開けて、荷物をひったくるような人が多かった。
「ヤマト運輸です」といえばみんなすぐに出てきてくれるし、やっていることは同じなのだがよく感謝される。飲み物も頻繁にいただく。ありがたい。ありがたいのだが、あまり嬉しそうにするとお客さんがもっと頑張ってくれてしまう気がして、控えめにお礼を言うことにしている。
重いものを自分で運べないとか、そういったところの需要で儲けているので、全然気にすることはないのだ。むしろもっと頼んでください。
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